「その人が一日中考えていることが、その人である」
これは19世紀のアメリカの思想家・哲学者エマーソンの言葉です。
人は外面だけではその人の実際の人物が分からないことが多いです。
なのでどうしても外面だけで人を判断しがちですが、
実は心の中でいつも考えていること、思っていることがその人なのだということを言っているのだそうです。
この言葉は、私がまだスピリチュアル思想に出会う以前、
成功哲学書、今でいう「引き寄せの法則」の部類に入る本を読み漁っていた頃、
それらの本によく引用されていたので知ってました。
成功哲学では成功するための方法として思考の使い方を重視していて、
常に明るく前向きに、願望が達成された姿を想念していけば
願望が叶って成功すると主張していて、
エマーソンの言葉はその思想的論拠として引用されてました。
このエマーソンの言葉は成功哲学だけでなくスピリチュアル思想にも通じる考え方だといえます。
スピリチュアルでは外面的な行為だけでなく、
口から発する言葉や心の中の考えも実際の行ないとして重視してますが、
特に心の中では、外面的な行為や口から発する言葉よりも
頻繁にさまざまな思いや思考が湧き上がっているので、
その心の中の思いというものが重要視されているのでしょう。
なので、エマーソンが言っていたように、
心の中でいつも思っていること、
いつも考えていることがその人の本質だといえるわけであり、
いつも何を考えるか、何を思っているかということが大事だといえるわけです。
スピリチュアルでは、いつも心の中で他人を見下していたり、
怒りや恨み、憎しみなどの思いを持っていると、
死後は地獄あるいは地獄に近い幽界の下層世界に行ってしまうと言ってますが、
確かに、いつも考えていること、思っていることが重要だといえるわけです。
私は「その人が一日中考えていることが、その人である」という エマーソンの言葉から
斎藤一人氏の天国言葉が重要だと思いました。
いつも考えていること、思っていることがその人の本質であり、
その本質である思考があの世での住む世界を决める。
そう考えると、斎藤一人氏がいっているように、
いつも天国言葉・感謝の言葉を心の中でも言い続けることが大事だと
改めて思いました。