あの世の世界の実在を私は信じて疑いませんが、
ただ、霊界の様子は大まかな所は共通していても
細かい所では、それぞれの霊能者によって、
それぞれに違いがあるようです。
スピリチュアル思想に出会った初めの頃は、
霊界が真理として実在しているのなら、
どの霊能者でも言う事は全て同じ内容になるはずだが
と思ったりもしてましたが、
しかし、スピリチュアル思想を学んでいくうちに、
霊界は想念の世界だから自分の信じている宗教の世界観などの影響によって
人それぞれに違いが出てしまうということが分かってきました。
だから霊界通信などによるあの世の様子や世界観が
他の世界観と違うからといって、それを間違いだとか嘘だとは言えないということです。
それで、私はこの前まで『誰も書けなかった死後世界地図』という本を読んでいたんですが、
この本は19世紀末のイギリスの霊媒A・ファーニスが書いた
『スピリットランド』という本を要約した内容の本で、
同じ19世紀のイタリアの貴族フランチェッツォが死後、
自分の霊界での旅の様子を現世の人々に知って欲しいと願って
霊媒ファーニスに詳しく語り、それをファーニスが『スピリットランド』として出版したものです。
フランチェッツォが体験したという霊界の様子も
大まかな所では他のスピリチュアル思想と同じなんですが、
やはり細かい所では違いもあります。
その他にも、フランチェッツォの語っている霊界の様子には
興味深い点も多々あるので、次回からしばらく『誰も書けなかった死後世界地図』について
考察していこうと思います。