フランチェッツォの霊界通信、
前回は「地表の霊界」と「地獄」など地下の世界を解説しましたが、
今回は上の世界を紹介します。
霊界の分け方も指導者によって違いがあるということで、
フランチェッツォの指導霊によれば
霊界には下から上に向かって7つの領域があり、
上の世界に行くほど魂のレベルが上がって
素晴らしい世界になって行くということ、
そして、7つめの領域が、聖書に書かれてある天国であるとか、
それぞれの領域に12のサークルが存在すると説明しています。
また、霊界の第1の領域から第2の領域に上がる時は
深い眠りに入る第2の死があるそうです。
フランチェッツォは全ての霊界を見て廻ったわけではなく、
霊界通信も旅の途中で終わっているので、
あの世の全貌はこの本では分かりませんが、
例えば、江原啓之氏の言う霊界観と比較すると、
フランチェッツォが第1の領域から第2の領域に上がる時に
第2の死を通り抜けたというのは、
幽体を脱ぎ捨て第2の死を通過して幽界から霊界に上がるという
江原啓之氏の霊界観に相当するように思えます。
ただ、フランチェッツォの第2の死は
幽体を脱ぎ捨てたわけではないので、違うようにも思えます。
また、霊界の領域のいくつかまでは
江原啓之氏が言う幽界に相当するようですが、
江原氏が言う霊界はどの領域からが相当するのかというのは
よく分からないです。
そのように、あの世の世界観はそれぞれに違いはありますが、
共通しているのは、恨み憎しみを捨てて人を赦し、
物欲・名誉欲などを捨て自己中心主義や利己主義を克服してゆくほどに
魂のレベルが上がり、住む世界も住みやすい素晴らしい世界へと
上がっていくということで、
それが真理だから共通しているのでしょう。
次回はフランチェッツォの霊界通信で、
この他の興味ある部分を考察していきます。