前回の続きで、ハイヤーセルフについてもう少し掘り下げて考察します。
ハイヤーセルフは高次元にいるゲーマーで、
現世を生きている私たちはゲーム内のアバターかキャラクターのような存在だという見解について私としてはピンとこないところがあります。
たとえば怒りや憎しみ恨みの気持ちが湧き上がった時のそれを抑える方法として、
今怒っているのは高次元にいる自分ではなく、ゲーム内のアバターだと思えば、
怒るのがバカバカしくなり、憎しみ恨みも抑えられるということが書かれてあります。
確かに、怒りが起きるのは自分が主観的にしか物事を見れない時であり、
客観的な見方をすれば、冷静に考えられるので、
本来の自分は高次元世界にいて、
現世の自分をゲーム内のアバターだと思えば、
客観的に自分を見ることができ、怒りも抑えることができるとは言えます。
しかし、ゲーム内のアバターは、ゲームで攻撃されたりしても、
別に痛くも痒くもないですが、
現実の私たちは苦難に遭えば実際に痛み苦しみを感じるものです。
特に、大きな罪を作ってしまい、そのため地獄に堕ちてしまったら、
大きな苦しみを受けることになります。
ゲーム内のアバターのような攻撃されたり消されても何とも感じないというような存在ではありません。
なので、現世を生きている我々をゲーム内のアバターやキャラクターのようなものだという考え方は私にはピンとこないところがあるのです。
とはいえ、そのように感じるのは自分がハイヤーセルフと大きくズレているためであり、よく言われる「ハイヤーセルフと繋がった」状態になれば
精神状態が高次元の自分という高い意識になり、
現世の自分がどういう目に遭っても、
ゲーム内のアバターのように自分自身を眺めていられるようになるのかもしれないです。
そこはそういう状態を経験してないので、何とも言えないですね。
それから、ハイヤーセルフの定義についてですが、
同じくスピリチュアリストNORI氏によれば、
海外のスピリチュアリストの中には守護霊と同一視している人もいるそうですし、
あまり、厳密に規定する必要はなさそうです。
とにかく、あの世の高次元世界にいる「最高の自分」がハイヤーセルフであり、
現世の自分がどんなに不甲斐なく惨めな存在に思えても、
あくまでも今回の現世におけるキャラクターの1つに過ぎず、
本来の自分は最高の存在だと思って、それを目指して生きていくのが
正しい生き方ということになるのかもしれないですね。