近年、カルト集団に対する批判が高まってきていますが、
スピリチュアル思想の真理観から見ると、
カルトに限らず、宗教組織そのものが真理ではないということが分かってきます。
宗教はこの世の人間が運営しているものであって
神や高級霊が直接運営しているわけではなく、
そのために、運営している人間の私利私欲などのエゴによって支配されやすいという危険が生じてしまうからです。
実際、由緒正しい伝統的な宗教であっても
その歴史においても現在でもさまざまな問題があるものです。
こちらのブログに、シルバーバーチの霊訓による
宗教についての見解が記されています。
神理(真理)を学ぶことを目的としたものであったそうで、
団体の運営には自身の会社の営業利益を充てるなど、
そこには私利私欲というものはなかったものと思われます
しかし、そういう純粋な思いと目的で作られた団体であっても、
高橋氏が亡くなった直後に、教義や路線の違いをめぐって混乱が起き、
会は分裂してしまっています。
たとえ当初は正しい思いによって創立された団体であっても、
人間が運営していく以上はその正しさを維持し続けるのは難しいようです。
結局、真理そのものではない宗教組織には関わらない方がよいといえるでしょう。