前回の続きになりますが、
世間一般で行なわれている供養の作法には
スピリチュアル思想から見て間違った慣習、
迷信でしかないというものもあります。
一般的に供養や墓参りする時は、甘いお菓子を供えることが常識のようになっているものですが、これは間違いだということです。
スーパーマーケットなどでもお彼岸が近くなると、
まんじゅうや落雁(らくがん)などが販売されているので、
以前はそういう甘いお菓子を供えるのが当り前と思って供えてました。
それが、去年読んだ江原啓之氏の『スピリチュアル タブーブック』には、
酒やタバコとともに、甘いものも供えてはいけないと書かれてあるので意外に思ったものです。
酒やタバコのような習慣性のある飲食物は供えてはいけないということは、
テレビ番組(『オーラの泉』だったと思います)で知ってたんですが、
甘いものまでだめだというのは去年初めて知りました。
ただ、亡くなったらすぐに供えてはいけないというわけではなく、
四十九日までは供えてもよいが、それ以後は、
故人があの世(幽界)に行くのを邪魔することになる、
つまり浄化を妨げることになるから供えるのをやめるようにと書いてあったのです。
ですが、同じ江原氏が書いた本なのですが、
その『スピリチュアル タブーブック』の前に読んだ『天国への手紙』には、
故人には酒やタバコを供えるのは絶対だめだが、
甘いものなら亡くなった後、1年くらいまでは供えてもよいと書いてあり、
著書によって供えてもよいという期間に違いがあるのが気になる点ではあるんですが。
ただいずれにしても、そういう期間の違いはあっても、
故人には酒、タバコ、甘いものはなるべく早く供えないようにした方がよいということに違いはないようです。
去年、母が他界して間もなくして買った『天国への手紙』には
甘いものは1年くらいは供えてもよいと書いてあったので、
じゃ、1周忌までは供えておこうかと思ってたら、
数か月して買って読んだ『スピリチュアル タブーブック』には
甘いものを供えるのは四十九日頃までにした方がよいとあり、
途中で供えるのをやめました。
今思えば、墓参りするたびに甘いものを供えていたので、
先祖の魂の浄化を妨げていたのじゃないかと
悔やんでいるところです。
先祖供養で世間で常識と思っていることでも、
スピリチュアル思想の法則から見たら間違っているということがあるので、
注意が必要ですね。