スピリチュアルを考察するブログ

スピリチュアルについてさまざまに考察してゆくブログです。なお、コメントへの返信が遅れることがありますが、ご容赦くださいませ。

「思考は現実化する」について思うこと

こんにちわ、光です。

 きょうはスピリチュアル系でよく聞く

「思考は現実化する」や「引き寄せの法則」について考察してみたいと思います。

スピリチュアルではよく「思っていることは必ず実現する」と言っています。

思っていることは実現するので、善いことを思い、

悪いことは考えないようにした方がよいという理論です。

私はスピリチュアルを信じているのでそれはそのとおりだと思っていますが、

ただ、この法則はそれほど単純でもないのではないかということも近頃は感じています。

前回記事に書いたある宗教では

「思ったことだけが実現する」と説いていますが、

そこから理論を展開して、

例えば旅行に行く時は持病の薬や乗り物酔い止めの薬を持って行くなと言っています。

なぜなら、持病の薬や乗り物酔い止めの薬を持参して旅行に行くというのは、

それは「持病が起きるかもしれない」とか

「乗り物に酔うかもしれない」

という思いがあるからで、

そういう気持ちが旅先で持病を引き起こしたり乗り物に酔ってしまうことになるからであると説明しています。

逆に持病の薬や乗り物酔い止めの薬を持っていかないというのは

持病や乗り物酔いへの不安感がないということであり、

そういう不安を抱いてないから持病も乗り物酔いも起きないのだと結論づけしています。

しかし私が思うには、この考え方はあまりに能天気過ぎるのではないかと思いますね。

旅行に持病の薬や乗り物酔い止めの薬を持って行かないなら

持病や乗り物酔いは絶対起きないとは言えないでしょう。

その宗教の言うとおりなら、

例えば傘を持たないで外出すれば絶対雨は降らないということになりますが、

私の経験から言っても、そんなことはないです。

天気予報で「晴れ」となっていたので安心してふとんを外に干し、

 傘を持たないで外出したらすぐ雨が降ってきて慌てて家に戻ったこともあります。

また、阪神淡路大震災についても、

当時、私は関西地方に住んでましたが、

「関西では大きな地震は起きない」という考え方が関西では一般的でした。

それは気象庁地震学者なども東海地方や関東地方での巨大地震への備えを強調していて、関西地方はノーマークだったこともありますし、

霊能者や占い師の中には阪神淡路大震災を予言していた人もいたようですが

(参考⇒阪神大震災をぴったりと予言した占い師 震災後44日~50日目(№25) | 松葉博雄の社長研究室

霊能者や占い師の多くはそういう予言を公表してなかったということもあります。

なので、関西に住んでる人の多くは

まさかあんな巨大地震が起きるなどとは思いもしてなかったのです。

そのため、関西在住者には地震保険を掛けてなかった人が多く、

地震後、火災保険金を保険会社に請求したところ、

地震保険を掛けてなかったため損害額の満額を受け取れなくて、

「きちんと説明してくれなかった」として、

保険会社と紛争になった人も多かったようです。

 その宗教の言うとおりなら、

関西に住んでる多くの人は巨大地震が関西に起きるなどとは思ってなかったのですから、阪神淡路大震災は起きなかったはずです。

しかし現実は起きてしまいました。

 こういうところが「思いは現実化する」というのはそんな単純なものではないと思えるところなのです。