スピリチュアルを考察するブログ

スピリチュアルについてさまざまに考察してゆくブログです。なお、コメントへの返信が遅れることがありますが、ご容赦くださいませ。

安楽死についての考察

前回に続いて自殺について考察してみます。
スピリチュアルでは自殺は罪になるということですが、それなら病気などでの苦痛を長引かせないために患者本人の意思に基づいて死期を決定するという安楽死はどうなんでしょうか。
少し前に、末期の脳腫瘍にかかっていたアメリカ人女性が自らの意思で薬物により安楽死しましたが、それに対してカトリックは「安楽死は自殺と同じ」という声明を出してました。
スピリチュアルではどうなのか。同じスピリチュアルといっても霊能者や研究家によっても見解の違いはあるのかも知れないですが、江原啓之氏などは緩和ケアで苦痛を軽減しながら自然に死が訪れるのを待つべきだと言っているようですし、自ら死期を決めるのは自殺と同じと言っています。
死を免れないとはいえ自分で死期を決めるのは、スピリチュアルの観点から見れば自殺ということになるようです。

患者本人が自分で安楽死を決めずに、医師や家族が苦しんでいる患者を見かねて安楽死させる場合もありますが、こういう場合は道義的には悪いようには思えないのですが、スピリチュアルの観点から見ると間違いだと言ってますね。あの世で決めてきている、いわば神から与えられている寿命を人間の手で勝手に早めてはならないということのようです。
自分で安楽死を決めずに医師や家族が安楽死させた場合は自殺と同じではないので、死後や来世で大きな苦難に見舞われるというようなことはないそうですが、ただ、霊的準備の出来ていない魂にとってはショックを与えられるので、それが悪影響を及ぼすことがあるということです。どういう悪影響なのか具体的にはわかりませんが、安楽死もあまり良いとはいえないようです。
ただ、家族としては患者の苦しみを早く終わらせたいという気持ちになるのもわかりますし、私には難しい選択のように思えます。