不老不死は昔から現世の人間が求める永遠の願望で、
永遠に若いままで永遠に生き続けることが人類の幸福だと思われていたようです。
私も子どもの頃は不老不死の話を聞くと、単純に、そうなったらいいなくらいに思ってましたが、人生のさまざまな現実に遭遇していくにつれて、
不老不死は幸福どころか、かえって不幸でしかないという考えに変わっていきました。
この世の人生が良いことばかり、楽しいことばかりでうまくいくばかりの人生なら永遠に死なないでこの世を生き続けていたいと思いますが、
うまくいかないことが多く、辛いことも多い人生を生きていると、
死ぬことができないでこの世を永遠に生き続けていくとしたら、
却ってこの世の人生が地獄のようにしか思えないですね。
特にスピリチュアル思想に出会ってからは、死は命の終わりではなく、
不幸なことでもなく、この世の辛い修行を終了して安楽な世界に帰ることだということが分かり、不老不死への願望は完全になくなりました。
もちろん、死は安楽な世界に帰ることだと言っても、自殺をしない場合であり、
また、大きな罪を作らない場合の話ですが、
それらを除けば、死は苦しみからの解放だということが分かってきました。
とは言っても、丹波哲郎氏も言ってましたが、
それでも死というものは今でも怖いとは思っています。
死は怖いがこの世を永遠に生き続けることも嫌だと思ってしまい、
どちらにも恐怖心があるのが現在の心境です。