以前から思っていたことなんですが、
私たちの体、例えば人間の体の場合は60兆個もの細胞でできているそうですが、
そして、その細胞は1つ1つがそれぞれに生命活動を行なっているということですが、
すると、その細胞の1つ1つが生き物であると言えますし、
生き物であるのなら、
それぞれの細胞に魂があるということなのか。
と、そんなことを考えていたものでした。
それでネットのスピリチュアル系サイトで調べてみたのですが、
明確なことを書いているところが見つからず、
よく分からないままでした。
ただ、スピリチュアル思想では石や岩のような鉱物にも魂があるといっているので、
それなら生命活動を行なっている生物の1つ1つの細胞にも魂があるのだろうと、
近頃は考えるようになっています。
ということは、私たちの肉体は60兆もの魂たちによって成り立っているということになるわけです。
それを考えると、自分の体は自分であって自分でなく、
実は他の数多くの魂たちによって成り立っているということになるわけで、
何だか不思議な感慨に浸ってしまいますね。
そう言えば高橋信次氏も、私たちの体は肉体舟であり、
自分自身ではなく借り物だと言ってました。
仏教でも釈迦の教えとされる「諸行無常、諸法無我、涅槃寂静」の三法印のうち、
諸法無我の無我は「我がない」というより、「我が物にあらず」という意味合いで、
普段、自分自身、あるいは自分のものと思っているものであっても
真実は自分のものではないという考え方で、
「自分のものではないのだから執着するな」という教えであるわけですが、
自分の体は自分自身のように思えても、真実は自分自身ではなく、
他の多くの細胞=魂によって成り立っているということになるわけで、
仏教の無我(我が物にあらず)の教えと通じるものがあると言えますね。
それは医学の方面でも最近はそういう考え方があるようで、
こちらのブログにも書かれてますが⇒細胞は「意識」を持って会話しあっている
細胞1つ1つは「意識」を持っており、
光を使って交信しあっているということが発見されたというのです。
細胞の1つ1つに意識があるということは、
スピリチュアルの面から言えば、
それぞれの細胞に魂が宿っているということになるわけです。
もちろん、その細胞の魂というのは、
人間よりも低級の魂ということになるのでしょう。
また、細胞だけでなく、細菌や微生物、ウィルスにも
それぞれ魂があるということになるはずですが、
いずれも人間のような個性としての意識を持っているわけではなく、
1つ1つの細胞が個別に考えて行動しているというわけではないのでしょう。
いずれにしても、自分の体であっても他の数多くの魂によって成り立っているということは改めて考えてみれば不思議なことに思えます。