こんばんわ、光です。
スピリチュアリズム普及会ではイエス・キリストを高く評価していて、
釈迦を低く見ている印象を受けますが、
雲黒斎さんの『あの世に聞いた、この世の仕組み』では釈迦の教え、仏教の思想を高く評価している印象を受けます。
その仏教の思想の中で、「涅槃(ニルヴァーナ)」という言葉があります。
涅槃の意味にはいろいろな解釈があるようですが、
基本的には「煩悩を滅して苦しみから開放されること」、
そして、「輪廻転生の苦しみから脱して安らかな境地になること」で、
これが仏教の目的だということです。
若い頃、家の宗派でそういう仏教の講義を聞いた時、
「輪廻転生しないでこの世に生まれ変わることがなくなったら、人生で成功することなど、この世での幸福な人生を体験できなくなってしまうだろう。そんな境地になって何が楽しいのか、何が幸せなのか?」と思っていたものでした。
当時は若かったので、この世に生まれて成功の人生を歩み、さまざまなこの世での願望を叶えていってこそ幸福なんじゃないのかと、この世的な視点で考えてたんですが、
今は、この世に生まれ変わることなく、あの世の安らかな世界に居続けることが幸福だという考えに変わりました。
少し前にも書いたように、来世以後はもう2度とこの世に生まれたくない、
ずっと霊界に住み続けたいと思っているところですし、
まだ魂の修行が終わってなくても、あとは他の類魂にバトンタッチして、
自分はもうこの世には生まれ変わらないと決めています。
仏教で言う涅槃寂静の状態こそ苦しみから脱した幸福な境地で、
それこそ目指すべき境地なんだろうなと今では思えますね。
ただ、そのためには、自分の我欲や煩悩など執着を捨てるという心のトレーニングが必要ですが。